ドメインの移管 (ムームードメイン → Google Domains)

日記

きっかけ

年々上がってくる維持費を少しでも下げたいというのと、単純にGoogle Doaminsが使ってみたかった。

ちなみにcomドメインは最初1,000円切ってたのが徐々に値上がりしてきていた。

ムームードメイン契約情報

Google Domainsに移管すると\1,400 (税込み\1,540)になるらしい。200円くらい安い。
ちなみにGoogle Domainsが最安ということは無く、ざっと見ただけでもお名前.comのほうが安い。けど、使ってみたいのでよしとする。

やること

このサーバを公開している kuniharumaki.com ドメインを移管する。
ドメイン管理はムームードメイン、DNSホスティングはMyDNS.jpでやっていた。
今後はドメイン管理、DNSホスティングともにGoogle Domainsに変更する。(MyDNS.jpは使い続けてもいいけど、せっかくなのでまとめる)
DynamicDNSの更新も忘れず実施する必要がある。

移管手順

ドメインロックの解除 (ムームードメイン側の操作)

ドメインがロックされているみたいなので、ムームードメイン側で解除が必要。

ドメインロック解除方法 を参照しながら解除する。
と思ったけど、ロックはされていなそう。

認証コード(AuthCode)の確認方法 を参照しながら認証コードを取得する。
移管手続き時にWHOIS情報にあるメールアドレス宛に承認メールが飛ぶので代理公開からリアルな情報に切り替える必要がある。

whois情報を公開するとロックが解除された。

移管手続き (Google Domains側の操作)

ムームードメインのコントロールパネルから認証コードを取得して入力する。

DNS設定の移行確認
今回はDNSホスティングもGoogle Domainsに移すので「DNS設定をコピーして管理をGoogleに任せる」を選択。

「リソースレードを表示」を押すと移行されるレコードが確認できる。
もともとDynamicDNSとして使っていたのでTTLなどもそのまま反映されるっぽい。
IPアドレスも今の情報がコピーされるけど、これは後ほど定期的なIPアドレス通知の設定が必要になる。

ムームードメインでの有効期限が2023年5月20日だったから少し損するかなと思ってたけど、残存期間分は無料で、2023年5月21日からの1年間分の費用がかかる模様。これはありがたい措置。
自動的にwhois情報は伏せてくれるらしい。いいね。移管が終わったら代替情報も確認しておこう。

購入情報入力

この後決済情報を選択して支払う。
Google Walletに登録してあったクレジットカードで決済し、即請求が来た。

これで移管情報がムームードメイン側に伝わって数日で移管されるはず。
whoisが公開されてるのが気になるけど、移管が失敗しても嫌なのでこのまま放置しておく。

トランスファーの手続き

Google Domains側の手続きを終えてから30分程度でトランスファー申請の手続きメールが届く。

【重要】トランスファー申請に関する確認のご連絡 kuniharumaki.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ムームードメイン ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ドメイン名:kuniharumaki.com

ムームードメインは、上記ドメインについて に他社
レジストラへのトランスファー申請を承りました。

トランスファー手続きにつきまして、他社レジストラへ移管をご希望の場合は
期日までに以下URLから承認のお手続きをお願いいたします。
https://transfer-domain.jp/(URL略)

【対応期日】
 各種JPドメイン:本メール送信日時から168時間(7日)後まで
 JPドメイン以外:本メール送信日時から96時間(4日)後まで

メール中のURLから承認フォームに行って承認する

トランスファー完了

「kuniharumaki.com が Google Domains に移管されました」というメールが届く。

これでドメインの移管手続きは完了。

移管後のwhois情報はこんな感じで自分の情報は全く出てない状態。一安心。

Dynamic DNSの更新設定

方法は色々あるけど、Synology NASから更新ができるので今回はそれでIPアドレスを通知することにする。

Google Domains側の設定

ダイナミックDNSを設定すると既存のレコードが上書きされるというアラートが出る。

ダイナミックDNSに変更された。

認証情報を確認する。(この情報をSynology NAS側で使う)

Synology NAS側のDDNS更新設定

コントロールパネル → 外部アクセス → DDNS

追加 → 認証情報を入れる
ホスト名: 対象のドメイン
ユーザー名/電子メール: Google Domainsで確認したユーザー名
パスワード/キー: Google Domainsで確認したパスワード

最終的には kuniharumaki.com のみDDNSで更新して mail, www は CNAMEにすることにした。
MyDNS.jpではいい感じでSPFレコードを動的に作ってくれてたが、同等のことが出来ないようなので、 “v=spf1 a:kuniharumaki.com -all” という感じでAレコード参照に変更。テストもパスしたのでたぶん大丈夫だろう。

Synology NASの制限でデフォルトではDDNSは1サービスプロバイダーで1ドメイン名しか設定できないため。
複数設定したければカスタム設定をすればできるけど今回はサブドメインで同じIPアドレスが返れば良いのでCNAMEで対応できたので良しとする。無いと思うけど今後ドメインが増えたときに対応する。

後片付け

ムームードメイン アカウント削除

ムームードメインと決済で使っていたおさいぽ!を退会しておく。もう使わないのでアカウント残しておくのがリスクと判断。

ムームードメインのコントロールパネル→ドメイン一覧で契約中のドメインが無いことを確認する。
移管が終わって少し経ったら自動的に一覧から無くなっていた。

それぞれのマニュアルを参照しながら退会手続きをする。
おさいぽ!退会方法
ムームードメイン 解約・退会手続きについて

おさいぽ! 退会画面。この後確認画面が表示されて退会完了。

ムームードメイン退会画面。ボタンを押すことで退会完了。確認画面は出ない。

ムームードメイン 退会

MyDNS.jp自動更新停止

Synology NASの自動更新を停止
下画像の *MyDNS.jp を削除

Synology NAS以外にも保険としてLinuxサーバからも定期的にMyDNS.jpへのアップデートスクリプトを実行していたので、そちらも停止した。

まとめ

思ったより簡単に手続きが出来たし、深夜にやったけど処理は自動でされるようで大した待ち時間も無く終えられた。
ムームードメインでは有料だったドメインロックも最初からオンになってるし、DNSSECも有効になってるしで、セキュリティは向上したと思う。
今はLet’s Encryptの証明書を使っているが、Google Trust ServicesのTLS証明書も無料で使えるようだし、付加価値は高そうな印象。
法人は別として、個人で使うレベルなら金額も大差ないし、もう国内のレジストラを使いメリットはあまりないかもしれない。

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