ASUS Wi-Fiルータ レーダー波検知時のDFSログと挙動

ASUS RT-AX3000 V2 Network

はじめに

RT-AX3000 V2

詳細なログが出力されるASUSルータだがドキュメントは無いので、レーダー波検知時のログに関してまとめておく。

レーダー検知時のログ出力

Mar 14 22:43:20 wlceventd: wlceventd_proc_event(657): eth3: Radar detected
Mar 14 22:43:20 kernel: In wl_dfs_cac_notify_status chanspec 0xec72 DFS state 3
(snip)
Mar 14 23:15:31 kernel: In wl_dfs_cac_notify_status chanspec 0xd028 DFS state 0
Mar 14 23:15:38 kernel: In wl_dfs_cac_notify_status chanspec 0xec72 DFS state 1
Mar 14 23:16:40 kernel: In wl_dfs_cac_notify_status chanspec 0xec72 DFS state 2

ルータの挙動

  • 検知した直後に別チャネルへ移動する (Radar detected → DFS state 3)
  • 検知したチャネルの利用不可期間が終わる約30分後に元のチャネルに戻そうとする (DFS state 0, 1)
  • 戻そうとしたチャネルがDFS対象ならば1分待って送信を開始する (DFS state 2)

ユーザからの見え方

Radar検知直後は瞬断レベルで別チャネルへ移行が完了する。
30分経過後は元チャネルへ戻ろうとし、そのタイミングで1分間通信断が発生する。
検知して30分後に通信断が来る、ということ自体は予期できるが、復帰タイミングは30分後固定で指定できない。

その他

ログをsyslogサーバに転送している場合、Wi-Fiを経由した先にサーバがあると、レーダー波検知直後は停波を優先するようで、ログが欠落する。
漏れなくログ取得したければルータに有線LANで接続したほうがよい。
syslogサーバでRadar detectedを監視していたが、飛んでこないケースが多かった。

HT160で使用していたがW56(100-128ch)でレーダー検知後にW52+W53に切り替わる際、W53のDFS確認で1分間停止しそうだが、していなかった。気がする。
W52が即座にHT80で送信し、バックグラウンドでW53の確認をし終わったらHT160に復帰してた?そんな高度なことするかなぁ。

使用環境

機器: RT-AX3000 V2
Firmware: 3.0.0.4.388.22237
設定: 帯域 160MHz、チャンネル 自動、拡張チャンネル 自動

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