タイトル:
海辺のカフカ (上)
海辺のカフカ (下)
著者: 村上春樹
読書期間: 2009年3月11日 〜 3月24日
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド、ねじまき鳥クロニクル、ノルウェイの森(そういえば感想書いてないや)と読んできて、村上春樹4作目は海辺のカフカを読んでみた。
2002年9月に刊行、2005年3月に文庫化されたってことで、そこそこ新しめの作品のよう。
例に漏れず予備知識ゼロで読んでみた。
15歳の田村カフカ少年編とナカタさん(とホシノ青年)編が交錯しながら徐々に進行していくストーリーは世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドに似ている。
残念なのはカフカ少年が15歳とは思えないレベルのしっかり者なのであんまり感情移入できなかったこと。現実感が無くて。
そのかわり、ナカタさんとホシノ青年の奇妙だけどとても人間らしいやり取りは好感が持てた。こっちのストーリーの方が面白かったかも。
相変わらずさらさらと読めてしまった。残りページが少なくなってくると寂しくなる感じも今までの作品と同じだった。
Amazonの評価とかを見るといろいろと考えている人が多いのね。それだけいろんな解釈が出来るってことだろうけど。
コメント