2010 年3月に読んだ本

3月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1755ページ

重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫)
とても暖かい家族愛の話。血(DNA)の繋がりなんて関係ないと、静かに、でも強く心の底から思っている父親が素敵だった。あとがきにもあるが、主人公以外が感情をあからさまに表に出さないのが功を奏しているとおもう。あと、脇役ながら夏子さんはぶっ飛んでいて、ある種清々しさまで感じられた。いや、ストーカーは駄目なんだけどね。
読了日:03月30日 著者:伊坂 幸太郎
BILLY BAT(3) (モーニングKC)BILLY BAT(3) (モーニングKC)
どこまで広げていくつもりなんだろ。先が気になる。
読了日:03月26日 著者:浦沢 直樹,長崎 尚志
半落ち (講談社文庫)半落ち (講談社文庫)
渦中の人はただただ穏やかに。周囲はそんな梶を助けたいと組織を超えて動く。しかし、半落ちは半落ちのままで。続きは描かれていないが、主人公には4年の刑期を終えて天寿を全うして欲しいと願った。映画はずいぶん前に見たけど、やっぱり小説のほうがいいね。
読了日:03月18日 著者:横山 秀夫
陰の季節 (文春文庫)陰の季節 (文春文庫)
普通の警察小説ではメインで描かれることはまず無い、裏方たちの活躍(暗躍?)を描いた作品。凶悪事件をズバッと解決! みたいな爽快感とは対極の作品。しかし、重厚な人物描写でとても興味深く描かれていた。ただ、婦警の章はちょっと無理があった気がする。女性を描くのはちょっと苦手なのかも。
読了日:03月11日 著者:横山 秀夫
ルパンの消息 (光文社文庫)ルパンの消息 (光文社文庫)
15年前に自殺と処理されたものが、実は殺人事件かもしれない。かつ、時効目前。ものすごい凝縮感。やるせない思いも残るが、ラスト以降、描かれてはいないが、皆がそれぞれ少しずつ傷を埋め合って行けるのではないかと期待も僅かながら持てた。読み終わってから処女作と知りさらにびっくり。確かに昭和的な不良こそ登場するが、そんな前のしかもデビュー作だとは。。。単行本、文庫とそれぞれ加筆修正されているそうだが、荒削りなオリジナルも読んでみたくなった。
読了日:03月05日 著者:横山 秀夫

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