
LTSからLTSの更新はいつもながらトラブルほとんどなし。
今回は前回と違ってApache周りも問題なく、全く何もせずに普通に動いてる。
今更ながらUbuntuを16から18に更新。
相変わらずUbuntuのパッケージ管理は優秀。
Apacheの設定ファイルだけ上書きしたらphpが無効化されてしまっていたので、
# a2enmod php7.2
して事なきを得た。
このblogもWordpressで運用しているので、たまにデータのメンテナンスでphpMyAdminを使うことがある。
Ubuntuなので、基本はaptitudeで簡単インストールなのだが、その後若干の設定変更が必要なので、その部分のメモ。
Ubuntu 10.04 LTS のphpMyAdmin 3.3.2deb1 想定。
まず、インストールが終わってログインすると、
リンクテーブルを処理するための追加機能が無効になっています。理由についてはこちらをご覧ください
というアラートが表示されている。
これを解消するための設定。
管理用テーブル(phpmyadmin)の作成
/etc/phpmyadmin/config-db.php 編集
$dbname=”; を $dbname=’phpmyadmin’; に変更
※それ以外の箇所はデフォルトのままで問題ないはず。
/etc/phpmyadmin/config.inc.php 編集
$cfg[‘Servers’][$i][‘designer_coords’] = ‘pma_designer_coords’; の下に
$cfg[‘Servers’][$i][‘tracking’] = ‘pma_tracking’; を追記(なんでこれ書かれてないんだろ)
これでphpMyAdminをログアウトしてからログインしなおせばアラートが消えて、追加機能が有効になる。
例えば追加される「デザイナ」タブでは、テーブルのリレーションがグラフィカルに設定できるようになったりする模様。
Ubuntuでもそうだけど、Apacheインストール直後はlogrotateで4時くらいにログをローテートさせるのが一般的。
みたいなメリットがある。
でも逆に、
ってことで、出力ファイル名を変えたい人は普通Apacheに付属のrotatelogsを使っているみたい。
でも、どうにもrotatelogsのオプションがしっくりこなくて使ってなかったんだけど、似たようなものでcronologというのがあって、そっちがしっくりきたので、簡単にメモ。
インストールはaptitudeで簡単に入るので省略。
使い方も簡単で、ログ出力指定のところにパイプで書くだけ。
CustomLog “|/usr/bin/cronolog -S /var/www/logs/latest -P /var/www/logs/latest.prev /var/www/logs/%Y/%m/default-%Y%m%d-access.log” combined
こんな感じ。ErrorLogやRewiteLogなどパイプで渡せる部分にならどこでも使える。(別にApacheじゃなくても良い)
年/月 とディレクトリを作成して、その下に default-20100601-access.log みたいなファイル名でログを出力する設定になっている。
詳しいオプションは本家ページのUsageを確認して貰うとして、便利なのは S オプションと P オプション。
それぞれ、Sが最新(現在出力中)のファイルへのシンボリックリンク作成、Pが一個前(上記の例だと1日前)のファイルへのシンボリックリンクが作成される。
いちいち今出力されているログファイルのパスとかファイル名を考えなくてもシンボリックリンクを参照すれば良いので管理が楽になる。
結構ボケーッとログファイルを眺めていることが好きなので、そういうときには、
tail -q –follow=name –retry /var/www/logs/latest
とかやっておけば、ログを流して見ておけるし、日付が変わってリンク先が切り替わっても追従してくれる。
pオプションで作ったリンクは、前日のログファイルをvisitorsなどで解析するときの指定に便利。
rotatelogsは付属してくるので割と使われているのを見るけど、cronologの方が高機能だからオススメ。
ちなみに当たり前だけど、ログは出力されっぱなしで圧縮も削除もされないので、その辺りはfindコマンドなどで別途実装する必要がある。
先日ドメイン(kuniharumaki.com)を取得した。
今利用中のkuniharumaki.comドメインから移行するにあたって、まずはDynamic DNSとして利用できるDNSサービスを選定。
SPF設定のためにTXTレコードが編集できるところで、かつ無料のところを探してみたところ、有名そうなところではZoneEdit.comが良さそうだったので、とりあえずここに。
IPアドレスの通知は特定ページにアクセスすれば出来るようだが、Ubuntuにはddclientという便利なパッケージがあるので、それを使うことにする。
以下は覚え書き。
続きを読む Zoneedit.comで動的IPアドレスによる独自ドメイン運用 (ddclient利用)
UbuntuのClamAVはデフォルト状態で1時間ごとにfreshclamがパターンファイルを更新してくれるが、そのログファイル(/var/log/clamav/freshclam.log)にWARNINGが出ていた。
WARNING: Your ClamAV installation is OUTDATED!
WARNING: Local version: 0.96 Recommended version: 0.96.1
DON’T PANIC! Read http://www.clamav.net/support/faq
10.04LTSでインストールされるバージョンは0.96なんだが、もう古くなってるよ! すでに0.96.1がリリースされているよ! ということらしい。
パニクらずにそこのURLを読めと言われたので読んでみたけどよく分からん。
ってことで探してたら普通にUbuntuのヘルプページに解説があった。
ClamAV – Community Ubuntu Documentation
ちゃんと読んでないけど、恐らく標準のリポジトリのものはバージョンアップしないから、PPAのを使ってねということのようだ。
というわけで、以下手順の覚え書き。(コンソールの応答は冗長なので必要に応じて省略)
面倒なので作業はrootでやっているため、Ubuntuのお作法に従いたい人は頭にsudoを付けて実行してください。