また一つ仕事が減った

入社2年目の2001年4月から関わっていた案件のWebサイトを本日クローズした。
サイトをクローズしてすぐに、6年ほど蓄積したデータを全て取り出す。
来月よりサービスを引き継ぐ会社に渡すためだ。
ウチが切られた理由は…、一番はサービスレベルの低さだろう。ここ最近は、社員の度重なる退職でクォリティが低下、何度も呼び出されてたから当たり前といえば当たり前か。
先方の担当が何度か変わり、今の担当になってからスパッと切られた。なぁなぁはいかんね。

この案件は入社して一番自分の力になった案件だったと思う。
DBサーバ、Webサーバそれぞれ1台ずつしかないような規模だが、受注前のプロセスから上流工程、設計、開発、運用、そしてクローズまで、全てのフェーズにおいてアプリケーション側とインフラ側と両側面から携わった。
この頃はまだLinuxなんてほとんど触ったことも無かったから、DBサーバは(今となってはなぜか分からないけど)WindowsNT Server、WebサーバはWindows2000 Serverって構成。
ASPでoo4o使った開発も、PL/SQL使った開発も本格的にやったのはこれが最初だった。
まだ社員も少なくて、周りに聞ける人も居なくて、自宅のPCにOracle突っ込んでいろいろ試したなぁ。
休日出勤当たり前の突貫工事で、でも運用期間を考えるとシステム的なトラブルは少なかった、と思う。
一回Update文にwhere句付け忘れて、フラグすっ飛ばして頭真っ白になったことはあったけど。(結局バックアップから復旧した)

突貫だったから、ドキュメントも揃ってなくて後輩達にも引き継げず、ずっと持ったままの案件だったから、ほっとした。
関わった期間が長いだけに終わるのは寂しい気もするけど。
ま、身軽になって、旅立てるってもんだ。

とは言えまだ、来週以降データセンターにあるサーバの引き上げや、HDDの完全消去、消去証明の提出、専用線の解除など、細々とした手続きが残ってはいる。
本当に色々とあった案件だけど、最後くらいは自分のためにもきちんと締めくくりたい。
この案件の最初から最後まで全てを知ってる最後の社員として。

綺麗サッパリ終わったら、俺より先に辞めちゃったあの人とかあの人に飯おごってもらお。